デリバティブ取引とは?具体例や業者を探す時の注意点
- 投資について勉強していたら、「デリバティブ取引」をおすすめしている人の記事にたどり着いた
- デリバティブ取引とはどんなものなのか興味がある
- デリバティブ取引は、初心者におすすめって本当?
まずはじめに、投資関連の情報を調べる時に、AI銘柄診断ツールなどを使った取引を「おすすめ」や「初心者、未経験が簡単に稼げる方法」などと謳っているサイトやブログに注意してください。
中には、無登録業者が自社で開発した商品を宣伝するために個人を名乗って、集客を目的として運営しているブログなどもあります。
実際にデリバティブ取引の手法を使った投資方法と独自ツールという弐つをかけ合わせたサービスを提供して金融庁から行政処分を受けている業者もあります。
泣き寝入りをさせられる前に、サービス利用者側が注意することが大切です。
今回の記事では、デリバティブ取引の仕組みや特徴をわかりやすく解説します。
デリバティブ取引とは
デリバティブの語源
デリバティブは、最先端ということではありません。
デリバティブの起源は非常に古く、古代ギリシャ時代にまでさかのぼると言われています。
古代ギリシャの時代に、天文学の知識から翌年のオリーブが豊作となるかを予見し、オリーブの絞り期を借りる権利をあらかじめ買っておくという行動をとった哲学者がいました。
つまり、予想通り豊作となったら、オリーブ搾り機の需要が拡大し、借入量が上昇するという仕組みで、大きな利益を手に入れるという仕組みです。
こうしたやり方を利用して、商人たちの間でお米の売買価格を収穫前にあらかじめ決める取引「帳台米取引」が江戸時代の大阪、宝島で行われていました。
つまり、現在のデリバティブの一つである先物取引の原型といえるような取引は、18世紀の日本でも行われていたのです。
デリバティブ取引とは、株式や債券、金利、通貨等を原資産と呼ばれる金融商品から派生した商品です。
具体的には、先物取引やオプション取引、スワップ取引が該当します。
デリバティブと金融商品の違い
簡単に言えば、金融商品のリスクを低下させたり、リスクを覚悟して高い収益性を追求したりする手法として考案されたのがデリバティブといわれています。
デリバティブの中では、債権の価格と関係する債権デリバティブと金利の水準と関係する金利デリバティブが有名ですが、他にも、気温や降水量に関連した「天候デリバティブ」のようにさまざまな対象があります。
デリバティブの特徴
デリバティブの主な特徴は2つあります。
多様性
株式などの一般的な金融商品とは異なり、価格が右肩上がりの時でも右肩下がりの時でも利益が得られるものもあります。
他にも、上がりも下がりもしない時に利益を得られるものもあります。
つまり、多様性のある商品といえます。
利便性
デリバティブ取引に必要な金額は少額のものが多いのが特徴です。
取引当初に証拠金を払い込むだけで取引が可能なものもあります。
つまり、取引時に発生する金額は原資産の取引よりも少額で済むのが選ばれる理由の一つとなっています。
少ない投資金額で大きな取引が可能な仕組みのことを「レバレッジ取引」と言います。
レバレッジとは、「てこ」のことを意味します。
デリバティブを使う方法
デリバティブは、主にヘッジリスクとスぺキュレーションの2つがあります。
ヘッジリスク:デリバティブを利用することで、マーケット・リスクを一定範囲に抑えることが可能となります。
代表的なのが、先物取引・オプション取引です。
スペキュレーションとは、純粋にデリバティブ価格の値上がり、値下がりを見込んで取引を行うことで、短期間で利益を得ようとする取引のことです。

